義妹の事情

コロナ禍以降の県外への移動自粛ムードがやや緩んだタイミングで家内の実家へお墓参りに行きました。実家の隣に住む義妹家族は、自動車板金工場勤めの夫、地元の大病院のベテラン看護師の義妹、高校３年生（大学受験生）の長男、中学３年生（高校受験生）の次男の4人暮らしです。義妹は、大病院の看護師業務の激務を終え、くたびれて帰宅すると散らかった室内に家事が山積み、男所帯、思春期の息子・・。私には義妹がいつも寝不足で顔色がすぐれない印象がありました。今回の帰省がローちゃん初の親戚デビューです。今日まで義妹家族にはローちゃんの写真や動画をLINEで知らせてました。義妹たちはローちゃんに会える日を指折り数えて楽しみに待っていたそうです。

家族揃って大喜びです。

ローちゃんは、初対面でもみんなに抱きつき顔を舐め回して大歓迎に応えました。

みんながローちゃんを抱っこしてニコニコ顔になりました。

楽しい、柔らかい空気に義妹家族が洗礼されていくかのように穏やかに

一瞬にして、ガサガサ、カサカサの義妹家にみずみずしい潤いがもたらされたようでした。「あの〜。もし、もしもの話だけどー。もしローちゃんが赤ちゃんを産むのなら私たちにも譲ってー」。当時はまだローちゃんが子供をもうけるのか、どうか、決めていませんでした。ローちゃんに会って義妹たちが歓喜する様子。みんなが柔らかくて優しいものに触れたくて、素直に愛情を注ぎ込む対象を求めているのがよーくわかりました。だから「そうやねー、それがいいねー」その時はそう話してました。