ボストンテリア/ローちゃんがゆく

ボストンテリア女子「ローちゃん」と5人家族の日々を綴ります

再び犬を飼うことにしたのは・・・

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長男は、現在の会社に転職して慣れる間もなくコロナ禍となり自宅のリモートワークは、息子も会社も社会もみんなが不慣れなことでもあって一生懸命にするのですが試行錯誤だったりして自室にこもって毎晩遅くまで仕事に励んでおりました。会社勤務が再開されてからも帰宅が遅く息子のストレスを親は心配していました。深夜にひとりでYouTubeの可愛い犬の動画を見てヘラヘラ笑っている。そんな長男の様子をみた長女が「にーにー(長男のこと)だいぶヤバい。これはもう犬を飼うしかないんじゃない」 と家内に話したことが犬を飼うことのきっかけでした。

長男が、今回の転職こそは成功させねばと入れ込んではいるものの、まだ今のところは空回りのような状況がうかがえたりと「自宅で仕事」となるとそんな様子が垣間見えてしまうようです。大体において冷静な家内も娘の進言を今回は聞き流すことができなかったようです。数日後に家内から「犬を飼ったらどうだろうかと思うんだけど・・」と相談されました。私にとっては「寝耳に水」。と、言っても「犬ダメ!」ではなくて「犬と住みたい!」と長年密かに願っていたからです。なぜ、「密かに」かというと我が家の歴史(そんなタイソウな)をさかのぼらなければなりません。以前に飼っていた犬がいました。「メロディ」という名のダルメシアン(女子)でした。家内の実家のダルメシアンが産んだ子供を私たちが授かりました。

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当時は私も家内も若かったのですが、若いダルメシアンの元気さは半端なく、散歩大好きでその散歩も自転車で滑走するように走らねば収まらず時間と労力を要しました。

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愛嬌満点、心が優しく、とても可愛いメロディでした。

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当時は子供3人が長男6歳、長女4歳、次女1歳で3人の幼児を抱える家内は、メロディをウチに受け入れたことを後悔したそうです。幼児3人と元気なダルメシアンを育てることが大変すぎたのです。私も朝や休日のメロディの散歩などできることはやっていましたが、とにかく大変すぎて家内は当時を振り返って『3人の子育てが大変すぎて気持ちに余裕がなくてメロディには悪いけど、どうしても「可愛い」と思ってあげれなかった・・」のでした。家内は後年に渡ってそのこと後悔し、メロディに負い目を持って生きてきたのでした。先に述べたように私が「密かに」犬との暮らしを思っていたというのは家内が犬に苦しんでいたのを知っていたからでした。それでも家族と楽しく暮らし、愛されたメロディは2010年に13歳で天寿を全うし神に召されていきました。

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メロディが亡くなってすぐにわかったのが、「私たちはメロディの世話をしてきた」つもりでしたが、実際はそうではなくて「家族はメロディの世話になっていたんだ」ということでした。幼かった子供、思春期の子供、メロディのおかげで優しい人になりました。家族のことを心配し、みんなを繋いでくれていました。メロディを失って気づいたことでした。

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大事にしていたつもりでしたが、もっと、もっとしてあげなければならなかった。そんなふうに私にも後悔の念が浮かんだのでした。